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アイディア勝利! LSIゲームに『ファンタジーゾーン』を超絶移植

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2009年にもなって、こんな力技の移植を見ることができるとは!

セガの名作シューティング『ファンタジーゾーン』が懐かしのLSIゲームに移植されました。そう、ゲーム&ウォッチに代表されるような、白黒液晶でピッピッピッと動く、あのLSIゲームです。これ、知る人ぞ知るビンテージ製品というわけではなく、今年発売されたばかりの新商品です。ちゃんとセガのライセンスも受けています。

『ファンタジーゾーン』といえば、パステルカラーのグラフィックとキャッチーなBGMが今見てもポップな作品。そんなゲームを白黒液晶のLSIゲームにするなんて...と思ったあなた! これがなかなかどうして、かなり本気度の高い移植のようなんですよ...。
 

 
この新作LSIゲームは、Hashy TOP-IN社の『ポケットボーイシリーズ/ファンタジーゾーン』という商品です。同社のネットショップにゲーム内容の詳しい説明がありますので、見てみましょう。

 
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まずは操作方法をご覧ください。ちゃんとオパオパは左右に動けるし、ショットとボムの撃ちわけも可能。

 
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次にゲーム画面。画面に表示できるキャラクターがあらかじめ決められているLSIゲームなのでしかたのないことですが、敵は二種類。原作のROUND 1・プラリーフに出てくる前線基地とザコだけ、というのが寂しいですが、しっかりレーダーマップを再現しているところに開発者の本気っぷりを見ました。

さすがにショップはないものの、レーダーマップを参考にすべての前線基地を破壊すると、ボス戦に。ステージ1のボス、スタンパロンにはちゃんと独自のキャラクターが割り振られていますが、他のボスは前線基地とザコのキャラクターをうまいこと組み合わせて動かし、無理矢理に再現しているというのです! 以下、原作ボスとの比較。

 
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ステージ1ボス、スタンパロン。原作のROUND 1ボスです。これは独自のキャラクターが割り振られているので、まあそれなりに、という感じ。

 
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ステージ2ボス、ボランダ。『ファンタジーゾーン』といえばこいつ、という原作のROUND 2ボスキャラですが...。最大の特徴であり弱点である「本体の周囲を回転する玉」というギミックに絞って再現、という感じでしょうか。この思い切りのよい取捨選択こそ超絶移植に欠かせないものです。

 
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ステージ3ボス、クラブンガー。多関節の腕が特徴。原作ではROUND 4のボスキャラです。スタンパロンのキャラクターを本体に見立て、前線基地とザコで多関節の腕を再現。

 
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ステージ4ボス、ウィンクロン。しだいにスピードを上げて回転する腕に泣かされた人も多いはず。原作ではROUND 6のボスキャラ。前線基地とザコの列で再現しています。腕の数は原作よりも少ないですが、これはけっこうそれらしく見えますね。あれ、だんだん感覚が麻痺してきたのかな...。キャラクターのくっつき具合を見るに、有名な大道芸的安全地帯は使えないでしょう。

 
LSIゲーム版『ファンタジーゾーン』は全4ステージ。なので原作のボスたちから厳選し、白黒液晶で再現可能なものを選んだ、いわば「この一発にすべてを賭ける!」的な判断なのでしょう。

しかし、このボスの選び方を見て、『ファンタジーゾーン』マニアの方は気づいたかもしれません。ROUND 1のボスと、ROUND 2の『ファンタジーゾーン』を代表するキャラの立ったボスを選ぶのは順当として、ROUND 1→2→3→4と順番に再現すればいいのに、なぜ残り2体をROUND 46から飛び飛びに持ってきたのか......これは筆者の推測でしかありませんが、このボスのチョイスにこそ、本作の開発者たちの本気度の高さ、男伊達っぷりが現れていると思うのです。

実は、本家セガがアーケード版リリース当時に移植したセガ・マークIII版『ファンタジーゾーン』には、ハード性能の限界や開発期間の不足により、ROUND 4のボス・クラブンガーとROUND 6のボス・ウィンクロンは「再現できない」という理由で別のボスキャラに差し替えられていたのです(参考:当時の移植担当者へのインタビュー)。白黒液晶のLSIゲームは、もちろん性能面ではセガ・マークIIIよりもはるかに劣るもの。そんなハードに移植するにあたり、当時の移植チームに対して本作の開発者が不敵な笑みを浮かべながら「俺たちだったらこうやるぜ」と提示した、23年の時を超えた回答...。それがこの、LSIゲーム版『ファンタジーゾーン』なんだよ! Ω ΩΩ<な、なんだってー

まあそれは単なる妄想ですが、1986年にオリジナル版がゲームセンターに登場してから23年、このような大胆というか思い切りがよい移植作が現れるとは、驚きです。今でこそ「移植」といえばオリジナル版との1ドットの違いさえ許されないような完璧さが求められるようになりましたが、昔はハード性能の極端な違いやある種の大らかさによって「独自解釈で再構成された移植作」がたくさんあったものです。そんな古き良き時代を思い出すよすがとして、この製品を楽しむというのもアリなんじゃないでしょうか。

 
[ポケットボーイシリーズ/ファンタジーゾーン]

(マコ小林)

 

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あえてさらに時間を戻す! LSI版「ファンタジーゾーン」 from S.P.D -SCREW PILE DRIVER !!!!!!!!!!2009.09.10 19:20
今日はコレだ。 kotakujapan からファンタジーゾーンをLSIゲームにしたって記事。 すげーすげー!売れるかどうかは完全に別として、良く作った... 続きを読む
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