カプコン稲船敬二さん:「日本のゲーム業界が終わった」発言、海外の反応は?(動画)

掲載日時:2009.10.02 17:00  

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『ロックマン』や『鬼武者』シリーズでもおなじみの稲船敬二さんが、TGS中に行われたプレスカンファレンスで、『デッドライジング2』に関して、そして日本のゲーム業界に関して語りました。

TGSで『デッドライジング2』がプレイアブル展示されていない理由や、ゲーム内でのリアリティーショー「Terror Is Reality」のトレーラーなども見所ですが、米Kotakuでは稲船さんによる、このビデオ内にも収録されている以下の発言(動画の04:05あたり)が論議を呼んでいます。

今年のTGSは、正直みなさんどう思いましたか?

あまりにつまらなくて、こんなんじゃ駄目だと、日本のゲーム業界が終わったなという風に思ってしまったのですけど、終わってないということをみせるために、ここに『デッドライジング2』を用意しました。

『デッドライジング2』に関しては、米Kotakuチームが幸運にもプレイすることが出来たようですのでぜひこちらで体験記事をご覧ください。

日本のゲーム業界が駄目になっているんじゃないか? という稲船さんの発言に対する海外のゲーマー達の反応は、続きで。
 

 
稲船さんの意見に対し賛成/反対の両意見が見られましたが、その理由は様々でした。


  • 続編モノとフランチャイズが業界を駄目にしたんだよ派

Jekku:どんなゲームか、どの会社から出るのかにもよると思う。日本が作った成功を収めてるゲームもたくさんある。『ファイナルファンタジー』、『スーパーマリオ』、『メタルギアソリッド』、とかさ。

-Ragnar-:それがまさに今日本のゲームが駄目になってる要因。続編モノとフランチャイズ

日本のゲーム業界はフランチャイズ依存を捨てて、リスクを負ってでも、もう一度革新をしないといけない。

Jekku:でもそのゲームが面白ければ、それがそんなに革新的じゃなくたっていいと思う。とはいっても革新的なものも魅力的だけど。

AlKusanagi:日本だけじゃない、業界全部まるごとがフランチャイズ依存を捨てないといけないと。西洋で最近成功した新しいタイトルの『バイオショック』や『アサシンクリード』も、結局続編を作ってる。リスクを負って新たなタイトルを作ってもらいたい。でも問題は業界じゃなくて消費者。消費者が業界に続編を作らせてるんだ。


  • 船橋さんが洋ゲー好きなだけじゃね? 派

Blitzgrilo:日本のゲーム業界が終わった? まだ今のところは大丈夫だろう。確かに日本のゲーム業界はより西洋の市場向けな、プロットも感動もなく、血まみれで大暴れするようなゲームをリリースしてる。でも、Team ICOのゲームとか、『MGS4』や『大神』もあるし。

KichiGuy:でも日本でも『戦国BASARA』シリーズとか、『三國無双』シリーズとかもあるよね。それに、日本のアニメや漫画はアメリカのゲームなんかよりもっとどぎつい暴力描写がある。その一方で日本ではセックスをシュミレートするゲームが多い。ただ、ふたつの違う文化を持つ国だって事。


  • 組織/体制がよくないよ派

Rachel Fogg:若い人材や才能がその役目を果たすべきなのに、日本ではいまだに業界の古株がまだゲーム業界の舵をとってる。

小島さんや稲船さんみたいなベテランも、須田さんや上田さんが入れるように一歩下がるべき。でもベテランの人たちは絶対に売れる方程式が分かってるフランチャイズ作品を作っていく。Activision Blizzardも『WoW』や『Guitar Hero』しかしていないけど、日本のマーケットとの違いはそれが「グローバル」かどうかね。

Masonvrocks:ベテラン達が続編を作り続けているわけではないと思う。続編物が大金を作り出すと分かっている会社の社長が、有名作の続編を作るよう無理強いさせているのだと思う。少し前のKotakuの記事で小島秀夫さんが『MGS』をもう作りたくないと言っていたし*、坂口さんがだいぶ前にスクウェアを辞めたのもそんな理由だと思う。

(*この発言はちょっとした誤解。小島さんは『メタルギア』以外のゲームに取り組むことに興味があると言っていた)

Rachel Fogg:でも坂口さんはミストウォーカーを設立して『ロストオデッセイ』を作ったし、小島さんだって自分のプロダクション会社を持ってる。それでもスクエニは『ファイナルファンタジー』を出せるし、コナミには『MGS』がある。

このふたりは彼らの会社にとって、とても重要な存在となっているし、彼らのゲームは莫大なお金を作る。彼らがそれを止めるべきだと言っているわけじゃなく、これは彼らにとって利益が出るものではないっていうことが言いたいの。でも日本の会社は古株をトップにおいて新しいアイデアや人員を入れないってことで悪名高いし。

彼らを会社にとどめつつ、彼らに新たなゲームを作らせるなら希望が持てるけど。


  • ステレオタイプなキャラクターが駄目なんだよ派

Rachel Fogg:私の家のゲームの大半は日本のゲーム。それは日本のゲームだからじゃなくて、それらのゲームがとてもいいゲームだったから。

カプコンは西洋テイストのゲームを作り始めて、それによって彼らのブランドをスクエニやコナミより大きくしていってる。

多くのゲーマー達がこれまでかけていた「親日的色眼鏡」にももうヒビが入ってきたし、これまで広まってきたオタク的な考えやテーマにもそろそろ疲れてきたんじゃないかしら。

西洋のゲームも「丸坊主のスペースマリーン」という平凡さから抜け出せないでいるけど。私たちがそれに耐えられるのは、『Halo』っぽいゲームが出るたびにそこには『アンチャーテッド』や『ミラーズエッジ』のような、突出してる作品ってあるから。

稲船さんが言おうとしてるのはそういうことだと思う。

ddhboy:今では西洋のゲーム会社もメディアに「丸坊主のスペースマリーン」がどんなゲームにも出てると揶揄される時代になった。

白人、整っていない髪、無精ひげ、そしてたいていアメリカ人。ガールフレンドもいて、彼女は「秘密」も持ってるんだけど、それはたいていはプレイヤーを裏切る形で終わる。彼はどのゲームでも3面まで位はしぶしぶ承知して参加するけど、それからは燃えるタイプ。

Rachel Fogg:まさにその通り! 日本のRPGの「つんつん尖がった髪の毛の中性的なヒーロー」となにも違いはないのよ。

西洋が日本より優れているって言ってるつもりは無い。でも西洋のゲーム会社は日本の会社よりもリスクに関してはおっていると思う。


  • 日本ががんばればまだイケる派

PoweredByHentai:『デモンズソウル』みたいなゲームについてはどう思う? ある意味では、このゲームは『キングスフィールド』的な物がルーツとしてあるよね。日本のゲームだけど、西洋的なゲームとしてのアピール性があった。

Rachel Fogg:『デモンズソウル』自体はとてもニッチなゲームだと思うわ。西洋的なルーツも持っているけれどもいわゆる「日本のRPG」とも違う。そのせいで成功するかもしれないし、その逆もありうる。

西洋のゲーム製作を日本が真似する必要は無い。日本に必要なのは自分をもう一度見つけ出すこと、もし彼らが『デモンズソウル』みたいなハイブリッドで成功できるなら、もっとその方向を進めていくか、逆にもっと違ったことをしても成功できるはず。


  • 洋ゲーの真似こそが日本を堕落させたんだよ派

bobtheduck:なぜ日本のゲームデベロッパー達は死につつあるのか? なぜなら彼らは西洋に成功を見たからだ。そして彼らは「どうやったらあんな成功が出来るんだろう...そうか、彼らみたいになればいいんだ」と考えた。「どんな新しいアイデアを僕らが考え出せるだろう」と考える代わりにね。

日本人特有の創意あふれるアイデアを考える代わりに、彼らは西洋的なスタイルと日本的なスタイルを結婚させた、そしてそれが上手くいかなかったわけだ...

Kobun:カプコンが『デッドライジング』や『ロストプラネット』のような西洋的スタイルのゲームを大成功させたという点を除いてはその意見に賛成。

最初の『MGS』が日本では失敗したって事を覚えてるかい? 勿論それは誇張表現だが、でもそれは海外での成功には比べ物にならなかった。なぜか? 西洋ゲーム的な部分が本質部分にあったからさ。

ShadowOdin of西洋と東洋を結婚させるっていうアイデア、良いと思う。いまの日本にはそれがうまくできていないと思う。今の彼らはそうじゃなくて西洋になろうとしている。日本が国際的になろうとしていることは何も間違ってない。

ゲームの世界には僕たちを隔てる鉄の壁なんて存在しないんだよ。

 
原文にはここに紹介しきれないほど多数のコメントが付いており、ゲーマーひとりひとりの様々な意見が見られ、何時になくまじめなコメントで埋め尽くされています。Kotaku JAPAN読者の皆様はどう思われているのでしょうか?

最後にこのコメントで締めくくりましょう。

LordChris915:日本、気にしないで、ハッピーにやろうよ。ハクナ マタタ!さ。

ただ自分が一番ベストを出せることを続けていけば、革新に通じる自分の道が開けるよ。 :)

 
Brian Crecente, Owen Good(原文1原文2/abcxyz)

 

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    国産にしろ洋ゲーにしろ全部がそうじゃありませんが、全体的には、規模の大きさと、マーケティングの優秀さから、洋ゲーこそ保守的になっていると思います。そうさせているのはユーザーという声にも同意ですね。

    発言にはいくぶんジョークが含まれているのでしょうが、最近の氏の作品は洋ゲーそのものといってもいいほどです。
    確かに日本でつくられたゲームではありますが、日本の、日本発のゲームと言えるかというと疑問です。

    いや、デッドラ2は海外での開発でしたか?
    であればそれをもって日本のゲーム業界が…と言っていいものでしょうか。

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    稲船に言われたくないと思うのは私だけでしょうか?カプコンも続編ばかりで新作を作ろうと意欲は感じられない。続編の作品でもイマイチ評価が上がらない。現在、発売が予定されている作品に興味が湧くタイトルは無い。今のカプコンにこそ不安を感じる。個人的には、日本のゲーム業界が終わったとは到底思えない。良作・傑作にあたる作品はしっかり出ている。何をもって終わったと思ったのか具体的に聞ける機会はないと思うが興味はある。おそらく楽しみに思える、興味が湧く作品がなかったということだと思う。これからのカプコンに傑作や中毒性のあるの作品を生み出すことができるのか注目したい。

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