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『Left 4 Dead 2』レビュー:去年の大作が帰ってきた!

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明日には日本語版も発売されますよ!

前作の発売からわずか1年という早いペースでのリリースとなった『Left 4 Dead 2』。今作ではアメリカ南部ののジョージア州サバンナからルイジアナ州ニューオーリンズにかけてが舞台となり、新キャラクターたち、新たな特殊感染者、近接用武器、そして新しい銃火器や爆発物などが追加されています。

『Left 4 Dead 2』は前作よりも大きく、より多彩で、包括的な内容となっており、新たなゲームモードとマルチプレイキャンペーンが収録されています。果たして『L4D2』は早すぎるリリースだったのか? それともファンの期待にこたえるものなのか?

以下、米Kotakuのマイケル・マクワーター記者から届いた本作のレビューをどうぞ。
 

 

気に入った

舞台:今作の舞台が前作よりも非現実的で非閉鎖的となることを危惧していましたが、『Left 4 Dead 2』のアメリカ南部の舞台にはすぐに愛着が持てました。このゲームのステージは、感染によって廃墟となった住宅、飛行機の墜落、乗り捨てられた車など、主人公チームが直面する集団パニックの恐怖をよく表現しています。

夜明け、強い日差しの埃っぽい昼間、そして真っ暗闇の夜にわたるアメリカ南部の濁った雰囲気も恐怖の多様化に貢献しています。はじめは田舎っぽいと感じたことも、遊んでいるうちに愛着がわきました。敵や武器のバラエティーが増えたことでゲームバランスが崩れるのではないかと恐れていましたが、そんな心配はいりませんでした。

新たな特殊感染者:『Left 4 Dead 2』の一番の楽しみは感染者側としてプレイすることです。今回新たに追加された特殊感染者は3種類で、酸を吐き出す「スピッター」、突撃攻撃の「チャージャー」、そして小さな厄介者の「ジョッキー」です。どれも前作の特殊感染者と同じくらい生存者を楽しく苦しめられます。生存者チームをバラバラにする新たな戦略がとれることで、前作で問題だったコーナー・キャンピング戦術を突破できます。ただ「スピッター」ひとりで生存者を全滅させることが何回か出来たので、「スピッター」が強すぎるかもしれないという心配はあります。これに関しては、オンラインで新しい戦術が生まれるのを待つしかないでしょう。

ハードレイン:本作に用意されている5つのキャンペーンのどれもが素晴らしいものですが、中でも最後から2番目の「ハードレイン」が一番です。通常の直線的な展開ではなく、このキャンペーンでは街中からディーゼル燃料を集め、脱出用の車両に戻ることが要求されます。途中で空は暗くなり、天気はただの悪天候から雷、暴風、豪雨の地獄絵図に切り替わります。これらはゲームプレイを変化させる形で見事にプレイヤーに提供されています。

彼の名はエリス:4人の新たな生存者キャラの中でも一番印象に残ったのが、ジョージアの機械工の少年「エリス」でしょう。愛着があり、最も個性が際立っています。彼の独り言はゲームの中でも一番おもしろいことの一つです。ニックとコーチもそれなりに面白いですが、紅一点のロシェルはそれほどでもないですね。

ガソリン探し:今回新たに収録の「スカベンジモード」は『Left 4 Dead 2』でのフラッグ戦のようなもので、1時間はかかる「VSモード」の代わりにちょっとだけ対戦したいときにいいモードです。生存者側のプレイヤーはマップ中にあるガソリン缶を回収し、車か発電機にガソリンを供給します。そして感染者側は缶を奪ったり、生存者を殺害したりして妨害を試みます。クレージーでありながら戦略的であり、4対4でうまく機能するシンプルな得点システムです。

似たような遊び方と新戦略:新しくなったのは感染者側だけじゃありません。『Left 4 Dead 2』では生存者側にも一時的に移動速度や回復速度などを上げるアドレナリン、死亡した味方を復活させるAEDなどの新しい装備が用意されています。小さな変化のようですが、マルチプレイでの戦術に大きな変化をもたらします。グレネードランチャーや近接用武器などといった新しい武器にも同じことがいえます。武器の増加、新武器をゲットする機会の増加によって、どの武器を持っていくかという新しい悩みも増えます。

スコアシステムの改良:前作の対戦プレイの得点システムは混乱をまねいたので、Valveも『Left 4 Dead 2』では改良を施してきました。今回は最後まで生き残った生存者の数でスコアが決まるのではなく、感染者側にも人間を倒したことによるボーナスが入るので、「VSモード」のスコアは公平なものとなりました。

嫌なところ

シングルプレイ:前作と同じく、シングルプレイ要素が少ししかないのが一番の不満です。やろうと思えば5つのキャンぺーンを味方AIと共に5~6時間程度でクリアできてしまいます。アイテムや敵の配置をプレイごとに変えてくれるAIディレクターは改良されていますが、味方AIは以前にも増して劣化している印象です。いまだにグレネード系の武器を拾わなかったり、プレイヤーが倒れているのを無視したり、ついてこなかったりします。味方AIの命中率は素晴らしいのですが、いいところはそれくらいです。もしマルチプレイで遊ぶつもりがないのなら、最初から遊ばないほうがいいかもしれません。

フレームレート:フレームレートも前作よりわずかに低下した気がします。ほとんどの場合問題があるレベルではないのですが、Xbox 360版でキャンペーン中に何回かは画面で起きていることにゲームがついてこれない事がありました(PC版のパフォーマンスはもちろんマシン次第です)。

前作がこうあるべきだった、というのが『Left 4 Dead 2』です。短い開発期間であったものの、じっくり遊べるシングルプレイ要素がない以外は心配していたほど急いで作られた感じはなく、マルチプレイはモード、マップ、オプションといった点で充実しています。が、もともと『Left 4 Dead 2』のマルチプレイ部分に興味がない方の気を変えるのは難しいでしょう。しかし本作は前作並の高いクオリティー、しっかりとしたストーリー、そして強力なマルチプレイを提供している点で評価できます。

*今回マクワーター記者はレビューをするにあたってXbox360の北米版をプレイしました。日本版では細かい変更点があるかもしれないことをご了承ください。

 
Michael McWhertor(原文/ニール太平)

 

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