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スタッフがモデル!? リアルな伝説を継ぐものたち ~ 『龍の宿命』を読んで
ありきたりな表現で恐縮ですが...アツいです。マジでアツい!
先月、角川学芸出版の方から献本いただいた『龍の宿命 龍が如くを作った男 名越稔洋』。ちょっと遅くなりましたが、拝読させていただきました。
はっきり言って、不肖ながらKotaku JAPAN編集長を務めております私、オサダシン。『龍が如く』シリーズの大ファンですからね。「あれがそうだったのか!? これがこうだったのか!」と、もう目からうろこが落ちまくりの読書体験となりましたよ。
で、感想はというと、タイトルから想像する以上の「圧倒的な熱量」。そのひとことに尽きます。
極道が主人公という前代未聞のゲームを、周囲の無理解をはねのけ、さまざまな人々とともに大ヒット作に仕上げていくさまは、水滸伝か三国志か。いや、そうだな...まさに4人の主人公が立った、『龍が如く4 伝説を継ぐもの』という感じなんです!
なにしろ名越監督だけでなく菊池正義プロデューサー、脚本の横山昌義さん、そしてプロモーションの植村幸司さん。この4人がメインとなって、内容が構成されているんですから。なんて思いに囚われると、それぞれを『龍如4』キャストにあてはめたくなってきました。
以下で照らし合わせてみましょう。
監督:名越稔洋 = 主人公:桐生一馬
ま、ここは鉄板ですよね。ほかにあり得ません。
二人とも『龍が如く』シリーズそのものですし、義理に篤く、仕事も出来て、なのにちゃっかり遊びも忘れないという面もそっくりです。あと、どこにいても、目立ってしまうというのも似てるかも!?
プロデューサー:菊池正義 = 金貸し:秋山駿
他の金貸しに相手にされないブラックな客にこそ、好き好んで金を貸す(しかも無利子で!?)秋山。でも、代わりに無理難題を押しつけ、結果的にその将来を導きます。
プロデューサーの菊池さんも、誰も見向きしなかった『龍が如く』プロジェクトにおける一番最初の理解者。しかも、2作目を1年もかけずに作り上げろと、名越監督に無理難題をつきつけて、シリーズ全体のヒットの礎を築くところもそっくりです。
でも、似ていると思う一番の理由は、菊池さんの顔が似ているからなんですけど...秋山役を担当した山ちゃん(山寺宏一)に。
脚本:横山昌義 = 脱獄囚:冴島大河
セガの入社以来、菊池さんの後輩としてやってきた横山さん。でも、それじゃいけないと思い立ち、菊池さんが出張中に別の部への異動を願い出したことがあるんだそうです。まるで冴島が脱獄するみたいね。
それに、ネタばれにつながるので、冴島側のことをあまり詳しく書けませんが、自分の意志とは関係なく、うまいこと乗せられて、大きなこと(横山さんの場合『龍~』の脚本)をやらかしてしまうこともそっくりな感じがします。
でも、やっぱり一番似ているのは、その容姿。ていうか、ロングの髪型だったりして。
プロモーション:植村幸司 = 刑事:谷村正義
刑事ながらもギャンブルに興じ、神室町のダニと呼ばれる谷村。ゲーム会社に勤めながらもゲームよりは釣りや熱帯魚を愛する植村さんに相通じるものがあります。
それに谷村は、街をあるけば、喧嘩に絡まれるわ、無線で呼び出されるわ、外国人と話まくるわと、一番プレイ感の異なるキャラ。プロモーション担当として、さまざまなタレントタイアップ、企業タイアップと、いままでのゲーム会社の動きとは異なる部分で植村さんが活躍しているところも似ています。
残念ながら見た目は、成宮寛貴に全然似ていませんけどね。
ほかにも、SECの担当でゲームの審査にあたる北川芳江さん。シリーズに理解を示しながらも、大人向けのゲームということで、さまざまな規制をかけざるを得ない役回りに立ちます。その姿は『龍が如く2』のヒロイン、大阪府警察の狭山薫をほうふつとさせるんですよ。それに遥、彼女に相当するのは...さすがにいませんでしたね(汗)。
ま、いずれにしてもゲームを作る、しかも何作も続くヒット作にする、というのは、人並み外れた情熱と、それを支え、共振してくれる仲間が大切なんだなと思いました。なにしろ、ナンバーを増やしていくごとに面白くなる、『龍が如く』シリーズ。特に『龍が如く4 伝説を継ぐもの』は大傑作です。
ファンのボクでさえも、さすがに4作目。きっとどこかで飽きるんじゃないかとプレイし始めたのですが、ところがどっこいストーリーが進めば進むほど、面白くなる...。4人の異なるキャラが織りだす、それぞれ異なる神室町の世界にもう、驚かされてクラクラするばかりなんですよ!
ああ、Kotaku JAPANも早くそんなブログメディアに育てなきゃなと、ひとりかみしめる初夏の夕暮れ...とても勉強させてもらいました。本もさることながら、『龍が如く4』まだ未体験の方は、ぜひ遊んでみてください。
あと、名越監督! 次は単独インタビューよろしくお願いしますっっっ!
[角川学芸出版]
(オサダシン)

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