Kotaku JAPANをシェアしよう!

ゲーム、アニメ、映画、海外オタク事情などなど、日々ユニークなエンタメ情報をお届けする
ブログメディア「Kotaku JAPAN」。ツイート/いいね! のネタにぜひどうぞ。

× 閉じる

最新記事一覧
最新レビュー一覧

Infinity Ward事件の黒幕はEAなの? ActivisionがEAを提訴で泥沼化か

101222activision.jpg

 
泥沼の戦いはまだ終っていなかった。

『コール オブ デューティ』シリーズパブリッシャーのActivisionと、同社から追放された開発者たちの話は沈静化したかと思いましたが、事態は一層泥沼化の方向に向かっています。

ActivisionのIWの創設者であるジェイソン・ウエスト氏とヴィンス・ザンペラ氏に対する訴訟に、『メダル・オブ・オナー』や『バトルフィールド』の発売元として知られるEAも加わって大変なことになっているようです。

Activisionが提出した訴状によれば、ライバル会社EAの社長が複数の『CoD』シリーズのデベロッパー会社を「ハイジャック」しようとしていたとのこと。さらに、今年『ブラックオプス』を世に放った姉妹スタジオを『モダンウォーフェア』のクリエーターたちが大喜びで妨害していたとも話しています。

ゲーム制作の舞台裏の闇が垣間見える提訴内容は続きでどうぞ。
 

 
あらすじ

『CoD』シリーズを生み出したInfinity Wardのウエスト氏とザンペラ氏は、『モダンウォーフェア2』のリリース1ヶ月後の今年3月、Activisionにより「反抗的」だとして、解雇されています。

その後ウエスト氏とザンペラ氏はActivisionを訴え、Activisionはそれに対して訴え返しています。

さらにActivisionは、内密にウエスト氏とザンペラ氏を同社から奪おうととしたとして、EAに対しても最低4億ドル(約335億円)を要求、その証拠とされる記述などを提出しました。訴状内容には、Activisionはウエスト氏とザンペラ氏が『ブラックオプス』を製作したTreyarchに対し損害を与えようとしたとも書かれています。

 
カオスの料理人

2009年夏、ウエスト氏とザンペラ氏は『MW2』の制作の深い段階まで進んでいました。
Activisionによれば、EAが彼らに声をかけたとき、IWのふたりはActivision との契約をあと2年残していました。Activisionが提出した文章でこう記しています。

ActivisionともInfinity Wardとも張り合うに至らず、また、EAの重役2人がActivisionに移籍したことに憤慨し(ウエスト、ザンペラとは違いこの重役は雇用契約下にはいなかった)EAは報復を決意しました。

EAはIWを動揺、分裂させ、そして破壊するために動き出しました。計画が立てられ実行された正確な日付はActivisionには不明ですが、この計画が2009年7月30日時点ではすでに進行中だったことは確実です。

Activision によればその時点から、EAのナンバー2の重役であるジョン・シャッパート氏が、秘密裏にウエスト氏、ザンペラ氏とコンタクトをとりはじめたとされています。

Activisionの提出した文章の中には、CAAエージェントであるシェイマス・ブラックリー氏がIWの二人に対して送ったとされるEメールのコピーも含まれています。

そのなかでブラックリー氏は、二人に用意しようとしていた機会について、それが「自分の腎臓を賭けてもいい、君たちが驚くに違いない」ものであると書かれています。ブラックリー氏がIWの二人をEAのジョン・リキテロCEOのもとへと招待するメールでは「JR(リキテロ氏)は意地悪なBBQ(a mean BBQ)を料理するぞ。我々は面白いカオスを生み出すことができるだろう。」などと書かれています。Activisionによれば、EAはIWの両氏を会合に招待するためにプライベートジェットを飛ばしたとのことです。

Activision曰く、その間EAはIWの二人とActivisionとの契約が2年以上残っていると知っており、彼らはプライベートEメールを通じ社の文章を秘密裏にスキャンするなどしつつ、共に「『CoD』に対抗出来る作品を作ることのできる新たな会社を設立する」という計画を練っていたそうです。この計画は元Activisionの取締役員で、弁護士のハロルド・ブラウン氏が手助けしたとされていますが、ブラウン氏自身はActivisionからは告訴されていません

EAとウエスト氏、ザンペラ氏との間の交渉は、両氏がActivisionから「独立」することを期待し計画立てられました。EAがActivisionと同等に競争できるようようにするために、かなりの数のIW職員も両氏と共に独立会社を設立するための交渉が行われたと我々は聞いており、また実際それがあったと考えています。

EAは、Activisionの代わりに同社に対しゲームを製作する不法に作られた新会社に、株の所有権、もしくは独占配給権を見返りに資金提供するつもりでした。

春以来、ActivisionはIWの二人がEAと連絡をとりあっていたと話していました。しかし今まではそれが『CoD』シリーズに損害を与える計画だったとはされていませんでした。春にはウエスト氏とザンペラ氏が新会社Respawn Entertainmentを設立しており、新会社初のゲームはEAが独占提供するという話です。

 
ぶっ潰し

新たな訴状文には、IWの創設者たちがどのようにTreyarchを傷つけようとしていたかも細かく書かれています。Treyarchは、『CoD』シリーズ向けににActivisionが比較的最近吸収した開発会社です。TreyarchとIWの関係は以前からあまりよくないと言うことはすでに周知の事実ではありましたが...。ActivisionがIWとTreyarchとの関係を示した文章を見てみましょう。

ウエスト氏とザンペラ氏は彼ら自身を、公に対しても、Activisionに対しても、会社の「スーツ族」としばし戦わざるをえないゲーム開発者たちであるように見せようとしています。しかし実際にはだいぶ違います。

彼らは狭量な重役で、他の開発者たちや、他のActivision のゲームやスタジオが彼らのスポットライトを共有することに対して、脅迫的と言えるほどの妬みを持っています。妬みと個人的な欲に動かされたウエスト氏とザンペラ氏は、故意にActivision ファミリーの他の開発者たちを弱体化させようとし、後にその行為に関して嘘をつきました。Treyarchが製作した『CoD: WaW』用の「マップパック」もしくはDLC用のプロモーショントレーラーが公開されたのと同日に、TreyarchとActivisionのマーケティングに危害を加える目的で、ウエスト氏とザンペラ氏は『MW2』用のマーケティングビデオを公開しました。

ウエスト氏は、後悔しているとはとても言いがたく、彼の行動を正当化させるために「我々があなた方のところと同日に公開したのは、公開の予定があるなんてこちらに知らされていなかったからだ。気に入りませんね。」と述べ、TreyarchはIWとの協力が不十分であるとしていました。しかし、ウエスト氏とIW社員との間で同時期にやり取りされたテキストメッセージは別の真実を明かしています。

IW社員からウエスト氏宛のメッセージ:「TreyarchがマルチプレイのDLCビデオをリリースしました」、それに対してウエスト氏:「どうだい? 我々もビデオを公開しようか? 我々のビデオでぶっ潰そう」、社員の返信:「もうすでにそうしました。そして...もうすでにそうなりましたよ」。ウエスト氏はそれに対し「いいね」と返信をしています。これは、ウエスト氏自身の言葉が仲間であるTreyarchの開発者たちを「ぶっ潰す」意図的な戦略があったことを物語っています。

当然ながらActivisionはウエスト氏とザンペラ氏をできるだけ悪者に描こうとしているということも理解しなければいけません。

Activisionはふたりから提訴されているところを提訴し返しているわけですから当然です。過去にActivision はIWのふたりが部下に対して支払われるべき報酬を支払わせずにいる、と仄めかしていました。今回の提訴書類にはそのことについても事細かく書かれています。

以下はウエスト氏とザンペラ氏が彼らの秘密の計画を実行するに当たりいかに利己的であったかを示す例です。彼らは、自らが率いているはずのIW社員たちに損害を与えています。

2009年7月にウエスト氏とザンペラ氏は、Activision経営部から『CoD4: MW』Wii版の制作に関わった社員の名前を提出するように求められています。これは数百万ドル分ものActivision 株を該当社員に与えるためですが、ウエスト氏とザンペラ氏は頑なにこれを拒否しました。

2009年10月に、ActivisionがIWにを株を与えようとしたときも、両氏はActivisionにストック・オプションの賞与に値するIW社員のリストを提出することを拒んでいます。この件に関してウエスト氏は、Activision Publishingの社長とCEOに対して「全てのストック・オプションをヴィンス(・ザンペラ)と私にくれてもいい...」と書いており、これはIW社員から報酬を剥奪する行為です。

Activisionをボーナス未払いで訴えた現行/元IW社員たちがこの事件のActivisionの言い分を知っているかどうかはわかりません。ただ、ウエスト氏とザンペラ氏が解雇されて以降、多くIW社員たちが両氏を追って新会社Respawn Entertainmentに入社したことは確かです。Activisionは1月にはEAから対抗訴訟が出されることを望んでいるようです。この提訴は2011年半ばに行われるようです。

ウエスト氏とザンペラ氏の弁護士がこのActivisionの申し立てに対してこのようなコメントを出しています。

Activisionの提訴は、嘘とむちゃくちゃな断定が混ぜ合わさった哀れなもので、ウエスト氏とザンペラ氏の正義への歩みを遅らせるためだけに出されたものです。しかし、真実を表に出させまいとする会社からはこのような物の他には何も期待できません

再建されたIWによる『MW3』や、Respawn Entertainmentの新作がこの裁判の結果によっては発売できなくなったりするかもしれません。今後もこのゲーム制作の舞台裏ドラマから目が話せませんね。

 
Stephen Totilo(原文/abcxyz)

 

 

B0041IYCZG
コール オブ デューティ ブラックオプス(吹き替え版)【CEROレーティング「Z」】 [18歳以上のみ対象]


remote-buy-jp2._V45733929.jpg

 

B0041IYD1Y
コール オブ デューティ ブラックオプス(吹き替え版)【CEROレーティング「Z」】 [18歳以上のみ対象]


remote-buy-jp2._V45733929.jpg

 

B004Y8IPKG
ドラゴンズドグマ(数量限定特典『バイオハザード6』体験版用DLコード同梱)

amzn_remote_buy_jp2.gif
 

新着コメント
この記事へのtweet
コメントする

コメントは即時公開されますが、公序良俗に反する内容、個人や団体を誹謗中傷する内容、その他不適切と判断させていただいた内容については、削除させていただくことがあります。ご了承ください。また、コメントにあたってはこちらの注意点もご一読ください。
Only japanese available.

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL :

お問い合わせフォーム

お問い合わせフォームを表示

お知らせ
Kotakuをより楽しく

Kotaku JAPANの最新情報をお届け

Kotaku JAPAN for スマートフォン

Kotaku JAPAN RSS Feed

Kotaku JAPANのmixiページ

Kotaku JAPANのGoogle+ページ

Kotaku JAPAN for モバイル

人気記事ランキング
  1. これ、偽物じゃないんです...。怖すぎる50~70年代のディズニーランドの着ぐるみ(ギャラリーあり) [20333  PV]
  2. 誰だお前!? 神戸新聞社の「いまいち萌えない娘」が美少女になってるじゃないか! [12137  PV]
  3. SAN値ってナニよ? 3分でわかるニャル子さんの「クトゥルフ神話」入門 [11740  PV]
  4. こwのwパッケージwっうぁwwww 『偽物語』・『化物語』×「うまい棒」のコラボレーション企画発動! [10721  PV]
  5. これ、偽物じゃないんです...。怖すぎる50~70年代のディズニーランドの着ぐるみ(ギャラリーあり) [10215  PV]
  6. Apple審査の突破法が判明か? 美少女がアレをもぐもぐするゲームのiOS版が出ちゃった! [9048  PV]
  7. 東西の美女が集結、『鉄拳』から『Fate/Zero』、『魔女の宅急便』まで、ホットなコスプレ集(ギャラリーあり) [8828  PV]
  8. 名状しがたい可愛さのニャル子さんコスにテンションが(」・ω・)」うー!(/・ω・)/にゃー!(ギャラリーあり) [8612  PV]
  9. これ本人でしょ! と言いたくなる程イメージばっちりのゼルダ姫&ミドナのコスプレ(ギャラリーあり) [8255  PV]
  10. ニンテンドーDSi/3DSが800円でシンセサイザーに! 『プチコンmkII』で動く「PX7」が登場(動画あり) [7560  PV]
Kotaku JAPAN編集部
問い合わせ先
編集長
長田真 * | Twitter
編集部
長谷憲 * | Twitter
松井亮太 * | Twitter
海外記事
上原理 | Twitter
abcxyz | URL | Twitter
岡本玄介 | URL | Twitter
サチ・コクスン | twitter
さんみやゆうな | Twitter
中川真知子 | Twitter
ライター
浅川義人
うえだまさおみ | URL | Twitter
内田幸二 | Twitter
奥田高大 | URL | Twitter
神尾武司 | URL | Twitter
菊地正宏 | URL | Twitter
KEI-CO | URL | Twitter
zom | Twitter
ツキヨノアサミ | URL
でんぱ | Twitter
haruYasy. | Twitter
ほりうっさん
hachikome
マコ小林
増田(maskin)真樹 | URL | Twitter
武者良太 | URL | Twitter
ヤマダユウス型 | URL | Twitter
吉永大祐 | Twitter
ロココ試作型 | URL | Twitter
コラムニスト
小太郎 | URL | Twitter
jin115 | URL | Twitter
デザイナー
平澤 隆 *
広告営業 問い合わせ先
城口智義 *
土井孝彦 *
阿座上陽平 *
山下恵子 *
碓井真紀 *
広告進行
山本朋子 *
ディビジョンディレクター
尾田和実 * | URL | Twitter
ジェネラルマネジャー
長田真 * | Twitter
パブリッシャー
今田素子 * | URL | Twitter
* =[mediagene Inc.
サーバー管理
heartbeats
About Kotaku JAPAN
Kotaku JAPANについて
・世界各国のKotaku
US | AU
編集スタッフ一覧
コメントユーザー登録
記事配信中のニュースサイト
exciteニュース livedoor NEWS アメーバニュース ニコニコニュース投稿希望者のお問い合わせ

郵送の方は下記宛へ資料等をご郵送ください。

150-0043
東京都渋谷区道玄坂1-21-14 渋谷TODビル 5F
株式会社メディアジーン
Kotaku JAPAN 編集部宛

広告募集! Kotaku JAPANはスポンサー様のおかげで、今日も更新できています。広告のご出稿をお考えなら、ぜひこちらをご覧ください!
媒体資料をダウンロード
広告に関するお問い合わせ
どうぞよろしくお願いします!

このページの上部へ

Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...