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『ザ エルダースクロールズV: スカイリム』レビュー:遥か広大な世界の楽しみ方はプレイヤー次第

物語の紡ぎ手はあなた。
大人気RPGシリーズ新作『ザ エルダースクロールズV: スカイリム』、欧米では一足早く発売されたということで、レビュー記事が届きました。評価も売れ行きも何だか凄いことになっているようですが、米Kotakuの評価も例外ではありませんでした。バグすらも楽しめる本作の魅力とは一体どのようなものなのでしょうか?
それでは米Kotakuによるレビューをどうぞ。
昨年末に公開されたトレーラーから約1年、筆者の頭の中は『ザ エルダースクロールズV: スカイリム』(以下、スカイリム)で体験出来るであろう冒険の妄想で一杯でした。猛獣との戦い、古代の炎を受けて輝く剣、地に堕ちた名声を取り戻すため、あるいは全てを犠牲にしてでも世界を救わんと立ち上がる勇者。
とうとうその妄想が実現する時がやってきました。本作を手にしてから、プレイ時間は60時間を超えるものに。何も常に戦いに身を置いていた訳ではありません。何もせずにブラブラするだけでも楽しめるのです。
舞台はタムリエル北部に位置する極寒の地方スカイリム、シリーズに登場する種族の1つであるノルドが住む地方でもあります。古の神であるドラゴン、アルドゥイン(Alduin)が配下のドラゴンを引き連れて現れ、世界は壊滅の危機。プレイヤーはドヴァキン(Dovahkiin)、もしくはドラゴンボーン(Dragonborn)と呼ばれる、ドラゴンに立ち向かう力を持った唯一無二の存在であり、ドラゴンの力を吸収するという特別な能力を備えています。
古代の神話や取るに足らないファンタジー物にはありがちな設定ですが、RPGにおいてプレイヤーの心に火をつけるには十分。とはいえ、本作はいわゆる「普通の」RPGではありません。こうした物語の本筋は、スカイリムでプレイヤーが紡ぎ出す物語のほんの一部。この地でどう生きるかはプレイヤー次第なのです。
ここからお話するのは、あくまで筆者の物語です。
いざ冒険へ出発
前作『オブリビオン』が皇帝ユリエル・セプティム七世の暗殺で幕を開けたように、本作『スカイリム』におけるアルドゥインとの対峙は広大なノルドの大地への入り口に過ぎません。シリーズの伝統は本作にも受け継がれ、プレイヤーは囚人としてスタート。
直線的ながら興奮を誘うイントロの後、独房から解き放たれます。いつでも監獄に戻ることはできますが、目の前に広がるのは遥か広大な大地、探索せずにはいられません。メインクエストを進めない限りアルドゥインによる世界の破壊も進まないので、気ままに旅をすることが可能。本シリーズのこうした柔軟な展開は嬉しいものです。
本作は広大な遊び場、楽しみ方はプレイヤー次第
東方に位置するモロウウィンドの異世界観ただよう風景とは違い、スカイリムの地は美麗そのもの。穏やかな丘陵地帯、凍てつくツンドラ、高くそびえる山脈など、自然もののドキュメンタリーに登場してもおかしくない景観が広がっています。そんな光景を目にした瞬間、山肌を登り、河川を渡りながら冒険をする自分の姿が易々と想像出来ました。そういったリアリズム溢れる世界でドラゴンに遭遇するというのは一際おそろしいものです。
しかしこのドラゴン、当初はその迫力に圧倒されもしたのですが、じきに筆者の冒険を時々邪魔するだけの存在となってしまいました。魔法ギルドの要請で謎の遺跡へ侵入しようとした時や、ひどい時には筆者お気に入りの牧場ごっこ(あくまで個人的な遊び方です)を中断されたことも。
ベセスダによるオープンワールドのゲームデザインのおかげなのか、もしくは筆者の遊び心によるものか、何千ものアクティビティーが用意されているスカイリムにおいて、筆者は独自の遊び方にもかなりの時間を費やしました。
極寒の荒野でエルクを無慈悲に追いまわし、崖から浅瀬に飛び込み、屋根伝いに街を移動する。スキルポイントが貰えるわけでは無いので、全く無意味な行動と言えます。しかし、盗賊ギルドの命により宝石を強奪し、乱暴な吟遊詩人から未婚女性を守ったり、ダークエルフへの差別に素手で立ち向かったり、といったサイドクエストと同じように筆者を満足させます。本作はいわば遥か広大な遊び場、とても遊び尽くせない程の新たな体験がプレイヤーを待っているのです。
筆者の60時間を超えるプレイのうち、アルドゥインとその配下を巡るメインクエストに費やしたのは7時間程度。そして気ままな探索に10時間、残りは全てサイドクエストに。しかしこのサイドクエストこそが本作の肝なのです。ちょっとしたお使いから、物語の本筋に負けない程の感動とボリュームを誇るものまで、豊富なバラエティーとなっています。もはや「サイドクエスト」と呼ぶのは失礼に当たります。
シリーズは伝統的にシングルプレイヤーとなっていますが、『スカイリム』においてはソーシャル・マルチプレイヤーとも言えるような要素を手に入れています。その膨大なボリュームゆえに、本作の全てを遊び尽くせるのは相当な時間をかけたプレイヤーだけ。(もしくは攻略本を参考にした人)だからこそネット掲示板、フェイスブック、ツイッターでは自らのユニークな冒険を語るプレイヤーで溢れ、それがさらなる探索への動機となるのです。ゲーム内でも同じで、NPC同士のちょっとした会話によって探究心をくすぐられる事がたびたびあります。筆者自身、まだまだ本作を遊び足りません。
バグすら楽しめるのが本作
『スカイリム』は贔屓目に見ても完璧な仕上がりのゲームではありません。しかしアンチがどれだけ本作のバグ等を指摘して揚げ足を取ろうと、本作のプレイヤーは逆に歓喜を持って迎えます。
ベセスダが開発するゲームにはバグが付き物なので本作に合格点を与える、という様なレビューに対する批判もチラホラ見かけますが、そもそもこうした批判の主はレビュワーではありません。上にも述べた通り、本作の楽しみ方はプレイヤー次第なのです。
総評
本作の序盤において、「ドヴァキン」という天からの呼びかけが聞こてくる場面があります。その不思議な声は、プレイヤーに世界を救う旅に乗り出すように求めます。そしてそれは同時に、剣と魔法を手に摩訶不思議な世界で繰り広げられる、忘れられないRPG体験にプレイヤーを誘うベセスダの呼びかけでもあるのです。
その声に応えるも無視するも、全てはあなた次第。
『ザ エルダースクロールズV: スカイリム』日本語版はPS3、Xbox360対応にて12月8日発売予定です。
The Elder Scrolls V: Skyrim: The Kotaku Review [Kotaku]
(上原理)

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サイレントヒルの怖さなんて、所詮作り物なんだな…本物にはかなわない...
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ん・・・まあやりたきゃ本物と一緒に寝るし...
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