朝7時、深セン市にあるフォックスコンの龍華工場に25万人以上の従業員が出社します。年齢は18〜25歳と若者ばかり。彼らの99パーセントは出稼ぎで、給料は実家に送金しています。
iPad組み立て工場の外で管理者がその日のタスクを発表。iPad製造の第一段階は、マザーボードの組み立てです。最近、フォックスコンはマザーボードにバックルを装着させる機会を導入。このバックルを付ける事により、iPadに問題が生じた際に、Appleはこの段階の機械を追跡することが出来るそうです。
次にマザーボードやその他部品をiPadのケースにセットしていきます。ステップ毎に新しい部品を入れ、機械でiPadのバッテリーをのせる作業のような場合は数秒でセットが終わります。
通常、従業員は数日で担当部署が変わります。このラインの給料は1日14ドル(約1100円)ですが、数年働けば倍額になります。
LEDタッチスクリーンディスプレイをセットした後、iPadのジャイロスコープの感度をチェックします。クリアしたら、幾つかのスクリーンテストをして完成です。
仕事は単調で面白みもありません。しかし連日に渡り、100人以上が会社の外に仕事を求めて列を作ります。シュミッツ記者が工場を訪れた日は、遠く離れた故郷から出て来た人達が500人余りもいたそうです。
フォックスコンは中国の数ある工場の中でも優良企業で、就労を望む人達は後を絶ちません。同社は数億円を投入し、従業員が利用出来る運動場等の公共施設を設立。また、中国の工場には珍しく、給料日に給料が支払われます。
人々は職を求めて深セン市から離れる傾向にありましたが、そこに目をつけたフォックスコンが、大多数の求職者がやって来るエリアにほど近い内陸地に龍華工場を設立しました。
VIDEO: Watch an iPad get made from the Foxconn factory floor [American Public Media via Kotaku]
(中川真知子)